ホシノスブログ
猫との暮らし

動物嫌いの家族を徐々に説得して猫を家族に迎えた話

寒くなると愛猫が暖をとりにやってくる。定位置はお腹の上だ。

うちの子達は愛嬌がある方なのか、家族が帰ってくる音がすると毎回部屋のドア前に並んで

お出迎えをしてくれる。

なんとも愛らしくつい撫ですぎてしまう。可愛すぎて皆餌をあげすぎてしまったせいか、

はたまた飼い主に似たのかまん丸ふっくらわがままボディの持ち主だ。

出会いは、10数年前。段ボールに入れられているところを発見。私が社会人1年目の出来事

である。

 

 

 

そのまま見なかったことにはできないため、家族にする事を決意した。

しかし、うちの両親は共に動物を飼わないと決めていたため、連れて帰っただけでは

100%反対される。そのため、策を考える必要があった。

拙い頭で考えたがいい案を思いつく訳もない。

そこで、なるべく怒られないように最低限ベースをクリアし、徐々に認めてもらう方法を取

ろうと考え実践した。

  • 動物病院へ連れて行く

近所の動物病院へ連絡し、順番待ちをする。病気がないか、ノミがついていないかを見もらった。ノミがついていたので呑み駆除の薬を背中に液体の薬を垂らすと皮膚から吸収するようだ。予防接種は後日となったため、予約しておいた。

  • 物品を全て買い揃える

ケージ、ペット用トイレ、キャットタワー、ご飯入れ、水うけ、シャンプー、ブラシ等全て買い揃える。正直最初はなんでもいいので、手早くゲット出来る近場の所で購入した。

  • 猫を洗う

汚れた状態で家の中に入れるのは猫にとっても家にとってもよくない。お風呂場で丁寧に洗う。子猫の時はあまり暴れたりしないが、上手に洗ってあげないと後々風呂嫌いになる。うちの2匹もお風呂大嫌いなのでドライシャンプーを利用している。

  • 自分の部屋で物品を全て組み立てる

配置は正直なんでもいい。トイレに関しては猫数+1が望ましいのでプラスで購入しておくと良い。キャットタワーと上られても良い棚をなるべく横になる様にして、縦移動が出来るようにすると運動不足も解消するようだ。

これまでの工程を家族が帰ってくるまでに全て終わらせておく。

家族が帰ってきても家族が気がつくまでこちらから猫の存在は知らせない。

そして家族が気がついたら、あたかも元から猫がいたかのように振る舞う。

この時点で怒られること、反対されることは99,9%確定だ。

そこで、3つの提案をする。

自分で全て世話をする

当たり前のことだが、説得する上で最初に意思表示することが大事なためである。(現在は両親の方が世話をしてくれているが、、)

猫の居住区域は自室内とする

幸いにも自分の部屋が縦長であったため、キャットタワーを設置することで、縦横移動スペースが確保され、猫が住むのみ申し分ない広さを確保できたからである。動物嫌いな両親と居住スペースを住み分けする事で、ハードルを少しでも低くする作戦だ。

家の少しでも手伝いをする

正直これはどちらでも良い。説得する上で少しでもメリットを提示する必要があると考えた

からだ。

ここまででなんとか強制退場は免れた。一時試験合格だ。

その後も猫のかわいさについて毎日プレゼン、猫の写メを家族ラインにアップする、猫と触

れ合ってもらうを続け、なんとか半年経って家族と認めて貰えた。

幸いにも父と猫は打ち解けるのが早く、理解を得られていたが、母はまだ猫に対する苦手意

識がある状態であった。そこで、さらに提案をした。

先住猫だけだと寂しいだろうからもう1匹迎えるのはどうか?

という提案だ。

ここで大切なのが、提案する相手は母であること、複数の猫から好みの猫を選択して貰う

こと、名前は母がつけること。全て母が主体となることである。

旧Twitterで近所で「猫 里親」で検索すると地元で里親募集している内容が何件か出てき

た。

そこから色々な系統の里親募集猫の写真から母が選択し、名前をつけるよう依頼する。

自分の好きな容姿の猫を選び、名前をつけることで愛着が芽生えると考えたからだ。

母の選んだ猫を引き取りにいき、いざ対面。結果は成功である。

2匹目迎えたこは愛嬌の塊のような猫だ。

お出迎え、ベッドで腹を出し撫で待ち、すりすりしながら近寄ってくる。

恐ろしい猫だ。

それからそれから早10数年が経ち、猫達は今では我が家になくてはならない存在となって

いる。

朝早くからご飯の催促で無限おでこ舐めをされたり、服を何着か齧られることもあるがなん

だかんだ楽しく過ごしている。

猫の寿命は一般的に15〜20年と言われているため、もう折り返し地点を過ぎていると言

えるだろう。

あとどのくらい一緒にいられるかわからないがなるべく一緒にいたいと願う。

 

 

ABOUT ME
ホシノス
愛猫2匹と家族と田舎で暮らしている30代女性です 。日々思ったことや気がついたことなど綴っています。